キリストにならう 三訂版 [6583]

キリストにならう 三訂版 [6583]

販売価格: 1,500円(税別)

(税込: 1,650円)

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商品詳細

2022年4月15日発売
〜バルバロ師訳、待望の復刊!〜
 
「第二の福音書」「中世最高の信心書」と謳われる本書は、キリスト教霊的書物の名作であり、聖書に次いで世界中の人が親しみ読んだ本である。
ラテン語翻訳の第一人者であったフェデリコ・バルバロ師の力強い翻訳で、人生の旅の同伴者キリストとの親しい対話が生き生きとよみがえる。

『キリストにならう』は、簡潔で飾り気のない正確な文体が特に賞せられ、中世特有の美しいラテン語で書かれ、神への烈々たるしかも慎み深い愛と、深い敬虔が紙面ににじみ出ている。完徳の道に至るための教訓から書き出したこの本は、人間の究極目的である神にわれわれを導き、神の恵みに希望をおかせ、欠点の矯正と修徳とを勧め、神の光明のうちに生活を営ませ、自然に、観想と神秘の奥地である神との一致に招くのである。(訳者序文より)


『キリストにならう』 三訂版
フェデリコ・バルバロ訳

原題: De Imitatione Christi

四六判上製 335頁 本体1,500円+税
ISBN978-4-88626-658-3 C0016


 

 長年ご利用いただきました下記書籍は絶版です。 
 『キリストにならう』 改訂版
 文庫判上製 427頁 本体1,200円+税
 ISBN978-4-88626-325-4

■訳者プロフィール
フェデリコ・バルバロ Federico Barbaro
サレジオ会司祭。1913年2月18日、イタリア・ポルデノーネ生まれ。1935年来日。1941年司祭叙階。1952年月刊誌「カトリック生活」初代編集長に就任(〜1973年)、1953年新約聖書口語訳完成。1964年旧約・新約聖書口語訳完成。1996年2月29日、ポルデノーネにて帰天。
訳書は『より高く』『地獄の石』(ジョヴァンニ・パピーニ)、『キリスト伝』(ジュゼッペ・リッチョッティ)、『婚約者』(アレッサンドロ・マンゾーニ)、『マグダラのマリア』『聖母マリアの詩』(マリア・ワルトルタ)、『旧約・新約聖書 口語訳』ほか多数。
 
■もくじ

第1巻 霊的生活に役立つ勧めはここにはじまる
 第1章 キリストにならって、世のはかないものを軽んじる
 第2章 へりくだる
 第3章 真理を知る
 第4章 慎重に行う
 第5章 聖書を読む
 第6章 節度のない欲望
 第7章 空しい期待とうぬぼれを避ける
 第8章 過度の親しみを避ける
 第9章 従順と服従
 第10章 無駄な言葉を避ける
 第11章 平和と完徳に進む熱心さを得る方法
 第12章 患難の利益
 第13章 誘惑に抵抗する
 第14章 邪推を避ける
 第15章 愛徳のために行う
 第16章 他人の欠点を耐え忍ぶ
 第17章 修道生活
 第18章 聖なる教父たちの模範
 第19章 よい修道者の修行
 第20章 孤独と沈黙を愛する
 第21章 心の痛悔
 第22章 人間の惨めさを思う
 第23章 死を黙想する
 第24章 罪人の審判と罰
 第25章 生活を熱心に改める

第2巻 内的生活のための勧めはここにはじまる
 第1章 神と霊魂の交わり
 第2章 謙遜な服従
 第3章 平和を愛する善良な人
 第4章 心の清さと単純な意向
 第5章 自分を反省する
 第6章 正しい良心の喜び
 第7章 すべてを超えてイエスを愛する
 第8章 イエスとの親しい友情
 第9章 すべての慰めの喪失
 第10章 神の恵みに感謝する
 第11章 イエスの十字架を愛する人は少ない
 第12章 聖なる十字架の栄光ある道

第3巻 内的な慰めの書はここにはじまる
 第1章 忠実な霊魂に語られるキリストとの親しい会話
 第2章 真理は言葉なく私たちの内に語られる
 第3章 神のみことばは謙虚に聞かなければならない、しかし多くの人はそれを重んじない
 第4章 神のみ前に、謙虚に誠実に生きなければならない
 第5章 神の愛の感嘆すべき効果
 第6章 まことに愛する者への試練
 第7章 謙遜をもって神の恵みに包まれる
 第8章 神のみ前に自分を卑しむ
 第9章 究極目的である神に向かう
 第10章 この世を捨てた者にとって、神に奉仕することは喜ばしい
 第11章 心の願望を調べ、またそれを抑えなければならない
 第12章 忍耐の訓練、感覚との闘い
 第13章 イエス・キリストの模範にならう謙虚なしもべの従順
 第14章 善行におごらないために、隠れた神の裁きを考える
 第15章 望むことについて、どう行い、どう語るか
 第16章 まことの慰めは神にのみ求められる
 第17章 すべての憂慮を神に委ねる
 第18章 地上の患難を、キリストの模範に従って平静に耐え忍ぶ
 第19章 侮辱を耐え忍ぶことと、まことの忍耐
 第20章 自分の弱さとこの世の惨めさを告白する
 第21章 すべての善と賜物にまさって、神のうちに平和と見いだす
 第22章 神の多くの恵みを忘れてはならない
 第23章 心に平和を与える四つの条件
 第24章 好奇心にかられて他人のことを探ってはならない
 第25章 絶えることのない心の平和とまことの霊的進歩はどこにあるか
 第26章 地上の煩いから解き放たれた霊魂の気高さは、学問からではなく、謙遜な祈りによって得られる
 第27章 人を神から遠ざけるのは自愛心である
 第28章 悪口を言う人に対して
 第29章 患難のとき、神に乞い願い、神を祝すべきこと
 第30章 神の助けを乞い願い、恵みが再びくだることを信じる
 第31章 創造主を見いだすために、一切の被造物を捨てる
 第32章 自分を捨て、邪欲を断つ
 第33章 心の変わりやすいこと、そして最高の目的を神に置くこと
 第34章 主を愛する心は、すべてにおいて、すべてにまさって主を味わう
 第35章 この世では常に試練がある
 第36章 人間の空しい判断
 第37章 心の自由を得るためには、全く自分を捨てなければならない
 第38章 外面には正しく行い、危険に際して主により頼む
 第39章 人は俗事に煩わされてはならない
 第40章 人間は自分のものとして何一つよいものをもっていない、そして何一つ誇れない
 第41章 地上の名誉をすべて軽んじる
 第42章 人間から平和を期待してはならない
 第43章 空しい世俗の知識
 第44章 外面のことに関心を持ちすぎてはならない
 第45章 誰でも信用すべきではない、人は言葉の過失を犯しやすい
 第46章 辛辣なことを言われたときには、神により頼む
 第47章 永遠の命を得るためには、どんな犠牲も耐え忍ぶ
 第48章 永遠の日とこの世の息苦しさ
 第49章 永遠の命への憧れと、そのために戦う人に約束された大きな報い
 第50章 悲しみもだえるとき、人はすべてを神のみ手に任せるべきである
 第51章 崇高なことをなしきれないときには、単純なことに努めなさい
 第52章 自分こそ慰めではなく罰に値する者だと思わなければならない
 第53章 地上の物に従う者の上には、神の恵みがくだらない
 第54章 肉と恵みの相反する働き
 第55章 肉の堕落と神の恵みの結果
 第56章 自分を捨て、十字架を担ってキリストにならうべきである
 第57章 過ちを犯しても、みだりに落胆してはならない
 第58章 深い神秘や、はかり知れない神のみ旨を、みだりに探ってはならない
 第59章 すべての希望と信頼を神にのみ置く

第4巻 聖体拝領への信心の勧めはここにはじまる
 第1章 どれほどの尊敬をもってキリストを拝領しなければならないか
 第2章 聖体の秘跡において、神の大いなるいつくしみと愛が人に表される
 第3章 しばしば聖体を拝領するのはよいことである
 第4章 敬虔に聖体を拝領する者には、豊かに善が与えられる
 第5章 秘跡の尊さと司祭職
 第6章 聖体拝領の準備のための祈り
 第7章 良心の糾明と、自分を向上させる決心
 第8章 十字架上のいけにえと、キリストへの自己の奉献
 第9章 自分と自分のすべてを神にささげ、すべての人のために祈る
 第10章 聖体拝領を平気で怠ってはならない
 第11章 敬虔な霊魂には、キリストの御からだと聖書が最も必要である
 第12章 聖体拝領をする人は、特に一心に準備をしなければならない
 第13章 敬虔な人は、聖体の秘跡によってキリストと一致することを切に望まなければならない
 第14章 聖体に対して敬虔な人びとの熱烈な望み
 第15章 敬虔の恵みは、謙遜と放棄によって得ることができる
 第16章 私たちの必要とすることをキリストに打ち明け、その恵みを願う
 第17章 キリストを拝領したいという熱い愛と激しい望み
 第18章 人間はこの秘跡をみだりに詮索すべきではなく、むしろ謙遜にイエスに従い、自分の理性を聖なる信仰に従わせなければ ならない