自由人イエス もう一つのキリスト論 [4954]
販売価格: 1,800円(税別)
(税込: 1,980円)
商品詳細
イエスは、私たちが思い描くような神では、ない。
イエスは政治的、宗教的な権威、律法の解釈から完全に自由であった。
人々は「抑圧された自分たち」を解放してくれるという期待に、イエスを閉じ込めようとした。
しかし、イエスの自由とは、すべての人と神とを同時に解放していくような自由であった。
本書は、イエスが同時代人たちからどう見なされていたのか、
イエス自身は自分をどう見ていたのか、彼の断罪の意味は何だったのか、
そして、どのようにイエスは「赦し」によって憎悪を克服したのかを明かし、
イエス・キリストにおける神の啓示まで、歴史学的に要約しつつ、段階を追って解き明かしていく。
ナザレのイエスが、その生と死と復活によって
今も私たちを自由に向かって 導いてくれることを説得力をもって明示する、躍動的なキリスト論。
-------------------------------------------
自由人イエス
もう一つのキリスト論
クリスチャン・デュコック 著
竹下節子 訳
四六判並製 237頁
本体1,800円+税
ISBN978-4-88626-495-4 C0016
-------------------------------------------
■目次
序章
第1章 復活の出来事
第2章 ナザレのイエス――自由の人
第3章 同時代人によるイエス像
第4章 自分自身についてのイエスの証言
第5章 裁きと死
第6章 復活の体験――生けるイエス
第7章 イエスは自由にする
第8章 人間の顔をもつ神の子イエス
結語 解説(竹下節子)
■著者
クリスチャン・デュコック
ドミニコ会司祭、リヨン・カトリック大学神学教授、『Lumiere et Vie』元編集長。
■訳者
竹下節子
比較文化史家(宗教思想史・神秘思想史)