キリストの光を 使徒言行録、手紙、黙示録 [307]
商品詳細
ガエタノ・コンプリの好評の光シリーズ。
『喜びの光を』に続いて新約聖書をとりあげる『キリストの光を』。
聖書本文を引用しながら、使徒言行録から黙示録にいたるまでの新約諸書をわかりやすく解説しています。
各項目の終わりに「参考」と「聖書を考える」という問題が付属しており、
年表や地図、登場人物、同時代の歴史の紹介なども資料を豊富に掲載していますので、これ一冊で新約聖書を学ぶことができます。
「皆さん、いつか『ローマの信徒への手紙』が楽に読めるようになってほしいのですが、実際には、今までの手紙より難しい文章です。
私が思うに、パウロはコリント滞在中、この手紙を書こうとしたとき、ローマの信者たちに書くなら、
格調高いものを書かなければならないと考えたに違いありません。
そのため、今までの自分の教えをまとめ、大変すばらしい論文ができたのです。
福音書を除けば、この手紙ほど教会の歴史に影響をおよぼした文書は他にありません。
神学者たちは、この手紙の深い内容を掘り下げるために必死に研究していますが、
私たちは、消化不良を起こさないため、大切なところだけをかいつまんでみましょう。」(本文より抜粋)
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キリストの光を
使徒言行録、手紙、黙示録
ガエタノ・コンプリ 著
四六判並製 418頁
本体951円+税
ISBN 4-88626-030-7 C0016
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■目次
導入 使徒言行録と手紙を読もうとするあなたに
第一章 新しい時代、新しい生き方 聖霊降臨とエルサレム教会
第二章 迫害を経て地方選教へ 教会、サマリアそのほかに広がる
第三章 教会、異邦人へ開かれる カイサリアとアンティオキアの教会
第四章 パウロの第一回伝道旅行 キプロス島、小アジアへの伝道
第五章 パウロの第二回伝道旅行 パウロ・ガラテヤの信徒に手紙を送る
第六章 パウロの第二回伝道旅行 福音はギリシャまで届く
第七章 パウロの第二回伝道旅行 テサロニケの信徒へ二通の手紙を送る
第八章 パウロの第三回伝道旅行 エフェソからエルサレムへ
第九章 パウロがコリントの信徒へ送った二通の手紙
第十章 パウロがローマの信徒へ送った手紙
第十一章 パウロ「とらわれの身」でローマへ行く
第十二章 パウロ「獄中の手紙」を書く
第十三章 パウロは弟子たちに教会の指導上の勧めを与える
第十四章 ヘブライ人信徒への励まし
第十五章 諸教会の信徒へ送られた手紙
第十六章 ヨハネのメッセージ
あとがき 聖書が出来上がるまで
■著者
ガエタノ・コンプリ Gaetano Compri
1930年、イタリア・ヴェローナ生まれ。サレジオ修道会司祭。1955年に宣教師として来日。1958年に上智大学大学院神学部修士課程修了。育英工業高等専門学校(現サレジオ高専)の倫理・哲学教授、川崎サレジオ中学校・高等学校(現サレジオ学院)校長、カトリック下井草教会主任、チマッティ資料館館長などを歴任。