8月の聖人(ドミニコ、クララ、コルベ神父ほか)

●8/6 主の変容
 新約聖書に伝えられる、山の上でイエスの姿が変わったことを記念する日。変容は、それまで隠されていたイエスの真の本性が、目に見え、耳に聞こえる形で明白にされた出来事で、その意味は神の啓示であると同時に、特定の弟子に対するイエスの自己啓示であると理解されている。
●8/7 聖カエタノ
 1480年イタリア・ヴィチェンツア生まれ。1504年、法学博士を取得して聖職者の道に入り、1516年司祭叙階。教会の内部改革に貢献し、慈善活動に励んで病院の再建に尽力。1547年ナポリの革命者から不当な非難を浴び心痛のあまり病を患い、同年8月7日67歳で帰天。
●8/8 聖ドミニコ
 1170年頃スペイン・カスティーリャ生まれ。哲学・神学を修得後、1196年オスマの大聖堂参事会員となる。「キリストの貧しい使徒」として説教と使徒的生き方を実践。1215年に説教者兄弟会を創立、翌年ドミニコ会を創立した。
●8/11 聖クララ
 1194年イタリア・アシジ生まれ。アシジのフランシスコと出会い、キリストに倣う徹底した生き方に感銘を受け、修道女となる。1215年、同志と女子修道会のクララ会を創立。彼女の徳を慕って多くの女性が集まり、父の没後母や姉妹も修道院に入った。
●8/14 聖マキシミリアノ・マリア・コルベ
 1894年ポーランド生まれ。13歳で神学校入学、16歳でコンベンツァル聖フランシスコ修道会入会、24歳で司祭叙階。1930年来日、長崎で印刷所を開き宣教活動に励む。1936年帰国するが、第二次世界大戦中アウシュヴィッツ強制収容所へ送られ、紳士の身代わりになり餓死牢で毒殺。47歳で帰天。
●8/15 聖母の被昇天 → https://www.donboscosha.com/product-group/32
●8/23 聖ローザ(リマの)
 1586年ペルーのリマ生まれ。シエナのカタリナを模範として日々祈りと懴悔に身を捧げていた。20歳のとき、家族の反対を押し切ってドミニコ女子修道会に入会。彼女の信仰厚い生活は広く知られた。長い闘病の後、31歳の若さで没す。新世界で初めての聖人で、ラテン・アメリカやヨーロッパで絶大な崇敬を集める。
●8/27 聖モニカ
 4世紀の篤信のキリスト者で、聖アウグスティヌス(8/28記念日)の母親。異教徒の夫と放蕩生活の息子が回心するよう熱心に祈り続け、息子が回心した後、共に修道生活を送った。息子との稀有な霊的関わりは『告白』に詳しく記されている。「キリスト者の母」の守護聖人。
●8/29 洗礼者聖ヨハネの殉教
 洗礼者聖ヨハネの殉教を記念する日。マタイによる福音書14章1〜12節にあるとおり、ガリラヤの領主ヘロデ・アンティパスによる斬首によって生涯を終えたとされる。
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