家族そろって祈る　祈りの三つの方法（絶版） [604]

カルロ・マリア・マルティーニ著
石川康輔　訳

ISBN　4-88626-060-4

定価：本体194円+税

1990年10月　初版発行

ミラノ大司教であったマルティーニ師はある家族に招かれて夕食の席についた。
そこで司教は食前の祈りを唱えたが、なんとなく場違いなものを感じた。

司教は尋ねた。
「みなさんは家族そろって祈ることがおありですか。」
再び気まずい沈黙が流れ、やがて一人が「ときどきは」と答えた。

この出来事から著者マルティーニ師が祈りとはいったいどういうものなのか。
家族で祈ることにはどんな意味があるのかといったテーマに踏み込んでいく。

後半の『家族そろって祈るやさしい三方法』からは霊的指導のエキスパートとしての
師の信仰と実践に裏打ちされた具体的なアドバイスがつまっている。

目次

ある夕食の席で
家族そろって祈る
「わたしたちに祈ることを教えてください」（ルカ11:1）
沈黙
神の現存
神は偉大であられるゆえに神を賛美する
神は善良であられるゆえに神に感謝する
他者と共に、他者のために祈る

家族そろっていのるやさしい三つの方法
A,すでに覚えている祈祷文で祈る
　　 日々の祈り
B,一編の詩篇を共に祈る方法
　 詩篇の価値
　 一編の詩篇をどう祈るか
C　福音書の一ページを共に祈る
　 み言葉を素直に聞き、心に響かせる
　 共に黙想する

結びのことば