石川康輔 訳
ISBN 4-88626-023-9
定価 1260円(本体1200円+税)
1989年1月31日 初版発行
これはヨハネ・ボスコの誕生より、トリノ・ヴァルドッコにおいて彼の事業が軌道に乗るまでの40年間(1815〜1856)の物語である。
ドン・ボスコが教皇ピオ9世より強制されて書いた自叙伝ではあるが、それはそれなりの目的があった。
自分の生涯を示して、サレジオ会の精神を会員に伝えることであり、具体的な教育論でもあった、この意味では正確無比な歴史書ではない。
著者は歴史を書くつもりはなく、彼の思い出の中にある出来事を軸にして、神の手が彼の生涯とサレジオ会を導いてくださったことを見ているのである。
といってもその歴史性を否定するものではない。幾度か見直して修正を加えているし、秘書の手が加わって細部の訂正がなされているからである。そして何よりもドン・ボスコ自身の手による自叙伝といういうこと自体が貴重な歴史書である。
溝部脩師による前文より
ドン・ボスコ帰天百周年の記念事業として訳出された聖人自身の言葉による待望の自叙伝。